交通事故の後遺障害申請・異議申立・被害者請求 札幌の行政書士事務所

後遺障害第12級13号と第14級9号の違い

14級と12級の違いはどこにあるのか

いわゆる「ムチウチ」になった場合に該当する後遺障害等級は、第14級9号とその上位等級である第12級13号です。では、14級9号と12級13号の違いはどこにあるのでしょうか。

 

平成22年6月10日以後発生の事故に適用される「後遺障害等級及び労働能力喪失表」の別表第2によりますと次のような記述があります。

 

第14級09号 「局部に神経症状を残すもの」
第12級13号 「局部に頑固な神経症状を残すもの」

 

お気づきのように12級13号には「頑固な」とあります。では何をもって「頑固」か「頑固ではない」を分けているのでしょうか。それは医学的に証明できるかどうかという点です。14級の場合は「障害の存在が医学的に説明可能なもの」であるのに対し、12級は「障害の存在が医学的に証明できるもの」でなければなりません。

 

ではその証明方法とは? それは種々の検査結果です。検査結果をもとに判断されます。通常行われる検査には、X線、CT、MRI、脳血管撮影などの画像診断、脳波、深部反射検査、病的反射検査、スパーリングテスト、ジャクソンテスト、筋電図検査、神経伝導速度検査、知覚検査、徒手筋力検査(MMT)、筋萎縮検査などがあります。

 

参考までに神経系の後遺障害として12級13号の上位等級である9級10号の「神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの」と記載されていますが、これに関しては、脳や脊髄などの中枢神経の異常の存在が必要です。単純に「仕事がほとんどできないから」というだけでは9級10号には認定されません(ただし、カウザルギーやRSDのように中枢神経系統の障害と言えない場合であっても12級以上に認定される場合もあります)。


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